...カラ kar 【動2】①~を作る。 ②(毒など)に当たる。~で駄目になる。 ③(一種の代動詞的な用法で)~をする。
【類義語】同じく「~をする」と訳されるキ ki の場合は、純粋にあらゆる他動詞の代用をするという、意味的には無色に近い動詞であるのに対し、カラ の根本的な意味は、「何かに作用する」ということであると考えられる。カラ が代動詞的に用いられる
場合は、このような意味にあたる場合に限られる。
(私の注釈) この項で重要なのは、代動詞として使われる場合に限定条件が有るという、中川氏の鋭い指摘である。何かに作用して、働きかけをして、その対象に何らかの変化を生じさせるという観念が、限定条件付きの代動詞的「 kar 」の中核を成すということである。何でもかんでも kar を付ければ、「~をする」という他動詞になるというものではないのである。