私は、「 ok 」という語に「内側に籠(こも)る」という意義を当てるのだが、あなたは一体どんな意味合いを感じ取られるだろうか。
☆ アイヌ語の「 aw 」と「 ok 」について、また、大和言葉の「あう」と「おく(奥)」の相似した関係について、その相補い、対応し合う関係の存在をお認め頂けるだろうか。実は、奥州を「あう・しう」と読み、書くのはご承知の通りだが、奥六郡の方も「おく・ろくぐん」の読み方の他に、「あう・ろくぐん(実際の発音は【おう・ろくぐん】)」とも読むのである。
★ アイヌ語の「 aw 」についての論考も、この辺りで終了したいと思う。併せて、「縄文語ってホントに有ったの❓」の標題で続けてきたこのシリーズも一旦中止し、題名も変えて広く縄文語に関する話題を取り上げる、気の向くままの随筆風のシリーズにして行きたいと思う。次回以降、シリーズの題名も「縄文語の欠片(かけら)」とし再出発をしたいと思っている。