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アイヌ語と日本語の中に残る「縄文語」ーその557

縄文語のかけらーその176 (通巻第861号)
 上総の「珠名娘子」や「真間の手児名」の生きた時代の、東国の庶民の暮らしの在りようを実感として感じ取って頂く上では、当時の税制の在り方だけは、是非とも知って置いて貰わなければならない。ウィキペディアのお世話になろう。

Wikipedia 租庸調
...日本の租庸調制は、中国の制度を基としているが、日本の国情を考え合わせ日本風に改定して導入したものである。
 租は国衙(こくが=国司の役所)の正倉に蓄えられて地方(政府)の財源に充てられ、庸調は都に運ばれ中央政府の財源となった。
庸と調を都に運ぶのは、生産した農民自身で、運脚夫と言い国司に引率されて運んだ。(...中略)

▽ 租 ...租は、田1段につき2束2把とされ、これは収穫量の3~10%に当たった。原則として9月中旬から11月30日までに国へ納入され、災害時の備蓄米を差し引いた残りが国衙の主要な財源とされた。
...唐の律令では、丁の人数を基準とした丁租であるのに対して、日本の律令では田の面積を基準とした田租となっている。

▼ 庸 ...正丁(21歳~60歳の男性)、次丁(61歳以上の男性)へ賦課された。元来は京へ上って労役が課されるとされていた(歳役)が、その代納物として布、米、塩などを京へ納入したものを庸と言った。
...庸を米で納める場合は「庸米(ようまい)」、布で納める場合は「庸布(ようふ)」と称した。...(中略)
 庸は、衛士や釆女の食糧や公共事業の雇役民への賃金・食糧に用いる財源となった。

◎ 調 ...正丁、次丁、中男(17歳~20歳の男性)へ賦課された。繊維製品の納入(正調)が基本であるが、代わりに地方特産品34品目または貨幣(調銭)による納入も認められていた。これは中国の制度との大きな違いである。
...京へ納入され、中央政府の主要財源として官人の給与などに充てられた。
「正調」...調の本体であり繊維製品をもって納入した。正調は大きく分けて、絹で納入する「調絹(ちょうきぬ)」と布で納める「調布(ちょうふ)」に分けることができる。

☆ 当時において、絹は天皇などの高貴な身分の人々が用いる最高級品であり、その製品は「布」とは別の物とされていた。
従って、当時の「調布」とは、麻をはじめ「苧(を)」・葛(くず)などの絹以外の繊維製品を指していた。

★ 日本の租庸調は、中国の制度を採り入れた制度である。日本風にアレンジされているのだが、それは日本の風土に適さない所を修正したのである。修正されたのはどんな点か。それは次回のお楽しみと言うことにしよう。
     (次回につづく)

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by atteruy21 | 2020-01-14 12:51 | Trackback(1) | Comments(0)