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アイヌ語と日本語の中に残る「縄文語」ーその1400

縄文語のかけらーその1020 (通巻第1704号)
 ⭕ 大和言葉の「客人(まらうど)」と言う古語の、更に古い形は【まらひと】であったらしいことは略(ほぼ)間違いの無い所だと古語辞典などは暗黙に認めている。
...アイヌ語での語源探索に入る前に、やはり大和言葉の内部でこの「まらひと」の原義を確かめて置くのが道理であり筋道と言うものだろう。

▽ 不思議な言葉...「まら」 ❗
...スケベ老人の私としては、「まら」と言う言葉を聞くと直ぐに昔にお坊さんたちが使った隠語の「摩羅(まら=男性性器」と言う言葉を連想してしまう。
 🔺 だが、そのあらぬ妄想の類いと思われた「摩羅・魔羅=陰茎」の連想は、今回の場合、妄想ではなく真理に至る正しい連想になるのである。
 だが、真っ直ぐに繋がる訳(わけ)でもないので、一つづつ関門を突破して真実に至ろうと思う。

▼ 摩羅(まら)の前に、大和言葉の【まる(放る)】という語の詮索 ❗
...大和言葉に【まる(放る)】という語がある。大小便をするという意味である。
🔷 旺文社全訳古語辞典
 まる【放る】(他ラ四) 大小便をする。
《例文》枳(からたち)の 棘原(うばら)刈り除(を)け倉立てむ屎(くそ)遠く放(ま)れ 櫛造る刀自(とじ) (萬葉・十六・三八三二)
 《現代語訳》枳の(原の)いばらを刈り払って(そこに)倉を建てよう。(だから)糞は遠くにせよ、櫛を造るおかみさんよ !
...この歌は、当時の生活習慣の説明をしないと、現代人には理解しにくいだろう。
人が大小便の用を足す場合、トイレに入ってと言う訳には行かない。身分の高低に関わらず用を足すのは家の中でなく、貴人だったら家の庭の草の茂み、庶民はその辺の野原に行って木立の中や草の茂みの中で、座って用を足したのだ。
 だから、辺りの木立や草原を刈り払って其処に倉を建てようと言うのに、そこへウンコなどをされては堪らないわけである。

◎ 「まる(放る)」は「排泄する」の意 ❗
...貴方も使った ❓  小児用便器「おまる」と言う言葉
 小さい子どもがオムツを卒業して「オマル」を使い始める。若い両親にとって疲れるが子育てのし甲斐が感じられる嬉しい時期である。この「オマル」と言う言葉も、二つの意味から成立した言葉であるが、その一つは「ウンチやオシッコをさせる物」であり、今一つは中国語の馬(マール=馬児)に由来する。 オマルは普通、馬の形をしており、子どもはそれに跨がってウンチをしたからである。   (次回につづく)

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by atteruy21 | 2022-05-14 10:40 | Trackback(2) | Comments(0)