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アイヌ語と日本語の中に残る「縄文語」ーその1406

縄文語のかけらーその1026 (通巻第1710号)
🔴 難波高津宮に天の下知らしめしし天皇(すめらみこと)の代(みよ)
  磐姫皇后(いはのひめのおほきさき)、天皇を思(しの)ひたてまつる御作歌(みうた)四首
 🎶 君が行き 日(け)長くなりぬ 山たづね 迎へか行かむ 待ちにか待たむ (萬葉・巻ニ・八五)
...日本古典文学大系(岩波書店)の解説
  ⚪ 君が行き...君の旅行。「行き」は体言(=名詞)。君は男を親しみ呼ぶ称。
⚪ 迎へか行かむ...迎えに行こうか。
  ⚪待ちにか待たむ...「待ちに待つ」は、待つ行為を重ねるの意。待ち焦がれていようか。

▽ 現代の口語訳で言うと...
...わが君のお出まし(行幸)は日数が長くなりました。山にお迎えに行こうかしら。それともここで待ち焦がれて居ようかしら。
 🔷 何で脈絡も無しに、唐突に萬葉歌なのか。意味が分からないという方が大半だろう。
 実は、前回、大和言葉の「い」の音(おん)が、アイヌ語の「 i = 者・所・こと 」と全く同じだ等と中途半端に述べたことの説明の為だったのだ。
 ただ、一つの事柄から際限無く話を拡げてしまうと言う私の悪い癖を、このブログの古くからの読者に注意されたばかりだったと言う、その事を思い出したので、持論の大演説会にならないように一言だけ説明して次に進もうとした訳である。

▼ 「君・が・行き」は「あなた・の・旅行(行幸)」の意 ❗
...動詞の語尾に「 i 」の音をくっ付けて、動詞を名詞化する造語法が大和言葉にも在ったと私は考えている。この歌に即して言えば、「ゆく( yuk )」+「 い( -i )」でリエーゾン(連音)して「ゆき(行き)」になると言うわけである。行くと言う動詞が、接尾辞の「 -i 」によって「行くこと・旅行」の義を獲得するのだ。
 🔶 古くからのブログ読者の忠告に従い、未だ言い足りない点もあるが大和言葉の名詞化辞の噺を終わりにして次の話題、元の「まらうど・麻呂」の噺に戻って行きたい。

◎ 男の子の排泄器官は麿=「チンチン」、じゃあ女の子の方は...❓
...実は、男の子の名につく「~丸」の読み方は、古くは「~まろ」と読んだらしいのだ。結論から先に言うと、それは愛称で、可愛いオチンチンを最初の表象にしたようなのだ。なぜ男の子の性器のことを愛称がわりに使ったのか。
 一つのヒントとして、アイヌ語に於いては小さい女の子のことを何と呼んだのかと言う点から考えてみたい。
 💮 小さい可愛らしい女の子のことを、アイヌ語では「オペレケ」、略して「オペレ ・ oper 」と言った。
     (次回につづく)

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by atteruy21 | 2022-05-20 13:39 | Trackback(6) | Comments(0)