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アイヌ語雑感 ー 313  気になる言葉 ~ アイヌ語の Sey と Kay (14) 《通巻第2313号》

オンブの効用(続き)
...【オンブ】は、赤ん坊に安心感を与え、母と子の間に強い信頼感を醸成する。
 🔺 オンブの効用と利点
 ① オンブによって赤ん坊は、母親の背中にピタリと密着し、言わば体温を共有する。
 これが小さい子どもに安心感、母との一体感を生み、延いては母と子の間に信頼感の醸成に繋がるのだ。

▽ ② 抱っこに較べ、オンブは子どもの体を安定的に支える事が出来る
...抱っこの説明でも述べたが、仮に母親が何かに蹴躓(けつまず)いて、前につんのめったり、横向きに転んでしまったような時にも、オンブであれば子どもを思わず放り出してしまったり、況んや後ろ向きに仰向けに転ぶ事はあり得ないから、転んで赤ん坊を下敷きにしてしまう虞(おそれ=心配)はマズ無い訳である。
 🔷 こう言う点での母親の側の安心感は、それと知らずに子どもの心の安定に繋がる点も有るのだ。

▼ ③ 母と子の視線の共有の噺(はなし)
...日本列島式のオンブは、子守りの少女と赤ん坊の写真で見て頂いたように、前から見ると子守り(母親)の顔と赤ん坊の顔が、横に二つ並んで見える。
 ⭕ これは、世界を視野に入れて見ても、マズ例を見ない特異な子守りのスタイルである。
 ...上記の①と②の視点を総合して、③の横並びの顔の映像は、母と子の一体感、信頼感の象徴であって、アイヌ民族と和人の子守りの文化の粋(すい)を示すものである。

◎ この横並びの顔の映像が、Kay (貝)と言う語の誕生の謎を解く ❗
...長い間、晒し者のように説明もしないで放ってあったが、ここら辺りで Kay と Sey の関係、貝と背負うの関係の証明にもケリをつけよう。
 🔵 ただ、その前に、一つの歌が私の心の隅に蟠(わだかま)って去ろうとしないので、それを歌ってしまおう。

☆ 江戸子守唄
...1 ねんねんころりよ おころりよ 坊やは良い子だ ねんねしな
  2 坊やのお守(も)りは 何処へ行った あの山越えて 里へ行った
  3 里のみやげに 何もろた でんでん太鼓に 笙(しょう)の笛
 小さい頃、私も母の背で、この歌を聞きながら眠った思い出が有るような気がする。
   ( 次回につづく ・ Suy u-nukar=an ro ! )

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by atteruy21 | 2024-02-23 16:18 | Trackback | Comments(0)