人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アイヌ語雑感ー376 気になる言葉~札幌という地名の元になったアイヌ語って、一体どんな言葉 ? (その47) 《通巻第2376号》

🐲 破風と千木の語源を考えるー31
 ... Piye-kar と言う語をどう訳す ❓
 「シベチャリ」と言うアイヌの英雄・シャクシャインの故郷の地名の謂れを探って居た筈なのに、それが何時の間にか全く別の言葉の“ Piye kar ”という言葉の意味の探索に焦点が移ってしまった。
 🔷 「シベチャリ」という、これは現在の「静内川」のアイヌ語の旧名なのだが、その命名の謂れを知ることがアイヌ民族の世界観を知ることに繋がると言う事のようだ。

▽ Sipe (鮭)+ cari (放り投げる)+ i (所) ❓  それとも Piye (稚魚)+ kar ( 川へ捨てる・帰す) か
...比較する言葉が全く噛み合って居ないじゃないか ! そう思われるだろう。だが、今すぐそれに応えられない。順を逐ってそんな疑問に応えて行く積もりなので、暫く私の話を聞いて頂きたい。
 🔺 Piyekar と言う不思議な言葉
 ...これはビックリ❗ 「ピイェカラ」には、全く別の二つの意味が ‼ ❓

▼ 先ず、Piye には 「小石・礫(つぶて)」の意味が有る ! そして第2に「稚魚・雑魚(ざこ)」の意味も
...アイヌ語の【双方向性】の話は、このブログには何度も取り上げた。また、同音異義語もアイヌ語には数多い。
 🔵 だが、二組の語がそれぞれ同音異義語で、それが組合わさって新たな同音異義語を作るとなると、これは世界的にも珍しい特別な synonyms (シノニム=同意語)となる。
 ちょっと抽象的に過ぎるので、具体的に言おう❗
 ...先ず、 Piye の意味を考えよう。それは幾つかの意味が有るのだが、問題を複雑にし過ぎないため、礫(つぶて)の意味と稚魚の意味に絞って比較考証してみよう。
 礫(つぶて)と言うのは、手にとって何かに向かって投げるのに丁度良いような、小さな石の事である。

◎ 「つぶて」は【飛礫】とも書かれるように、投げて小動物を獲る道具ともされた ❗
...「つぶて」は、【粒(つぶ)】と言う言葉を核とする語で、小さいものを意味する。【つぶて】の音の一部の【て】が何に由来するのか、必ずしも分明(ぶんめい)ではないが、「手」に繋がる「道具」の義ではないか。
 🔴 古語辞典 つぶて 【飛礫・礫】(名詞)
 投げ付けるための小石。また、小石を投げ付けること。

☆ Piyekar は【礫を打つ】が原義 ‼
...以下、次回に。   ( Suy u-nukar=an ro ! )

名前
URL
削除用パスワード
by atteruy21 | 2024-05-07 13:57 | Trackback | Comments(0)