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アイヌ語雑感 ー 754  ペウタンゲ(危急を知らせる叫び)という語の原義に迫る‼️(266)  《通巻第2754号》

🤱 アイヌ女性の誰にも具わると信じられた、超自然の不思議な力に就いて考える ❗️(125)
 アイヌ語 “ Kuta ” と大和言葉の【くた】の間に横たわる、意外に深い親縁関係に注目する‼️(その85)
 ☘️ Kup-ka (=鍬)と言う語の語源を逐(お)って ⚠️ (続きーその6)

▽ Kuwa =墓標と言う言葉の由来を考える ⁉️
.... アイヌ語の Kuwa (クワ)と言う語には、幾つかの異なる意味が有るのだが、その内の一つに日本語で【墓標】と訳される事柄を表すものが有る。
 🔺 実(じつ)は、大和言葉の流れの中にはアイヌ語で言う Kuwa (墓標)の概念に照応する、カウンターパート(相方)となる観念が元々存在しないので、現代の我々にとっては解りにくい話ではあるのだ。
  .... そこで、それでは、アイヌの先人たちが使った kuwa (クワ)と言う言葉が、元々は一体、どんな物や事柄を表していたのか、ソレを知って戴くのが先決の問題だろうと言う事になる。

▼ アイヌ語の“ kuwa ” は、一体どんな物か ❓️
.... アイヌの先人たちが、亡くなった人の遺骸を土に埋めて、その墓の上に立てる一本の棒を “ Kuwa ” と言う。その棒には亡くなった人の名前とか成し遂げた仕事を示す文が記される訳でもない。アイヌ民族は独自の文字を持たなかったから、亡くなった人の名前や事績を文字に遺す事は無かった訳である。
 🟢 Kuwa は、どんなに形をしていたの ❓️
 アイヌが墓の上に立てた Kuwa と言う棒には、文字の記載等は無く、只、亡くなった人が男の場合には槍の穂先を象(かたど)った
Okkayo−kuwa (男の墓標)を立て、あの世へ旅立つ人が女性である時は、縫い物の針と糸を表す形の棒( Kuwa )を立てた。
 女のKuwa は、メノコ・クワとよばれ、立てた棒の先端に糸通し用の穴があり、クワを立てたばかりの頃には、そこに紐が通されるのか慣わしだった。
 

◎ 槍や糸と針は何を表す ❓️
.... 墓の上に突き立てられた槍や針は、イッタイ何を意味するのか!
 🔵 墓の上に突き立てられた槍や針は、何を意味しているのか。先ず第一に、それらの形象は其処に埋まっている死者が男であるか、或いは女であるのか、先ずそれを表示しているのだ。
  .... さらに、槍や針の形の意味する、より重要なコンセプトは、それが何れも物を突き刺して、その事によって土に埋められた存在(死者=魔)の足を止め、其の場に釘付けにする意図を含むものだと言う事である。

☪️ もう一つの証拠 〜 置き石の意味を探る !
.... クワ(墓標)を立てる民俗を持たなかった大和の人びとの場合は、別の事柄から遺体の埋葬の意味を探るほか無いだろう。
 ⭕️ 大和の人の場合も、亡くなった人の葬送、特に埋葬の仕方には独特のものが有ったので、ソレを取り上げて死者を送る文化の根本理念を突き止める事にしよう。
 .... それは古い時代に世界の各地で行われた、屈葬と言う埋葬法の噺である。
 屈葬に就いては、面白い噺が満載なので、読者の方にはおおいに楽しみにしてお待ち願いたい。
  (次回につづく ・ Suy unukar an ro ❢ )

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by atteruy21 | 2025-10-15 12:05 | Trackback | Comments(0)