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アイヌ語雑感ー767  ペウタンゲ(危急を知らせる叫び)と言う語の原義に迫る‼️(278)  《通巻第2767号》

🤱 アイヌ女性の誰にも具わると信じられた、超自然の不思議な力に就いて考える❗️(128)
 アイヌ語 “ Kuta ” と大和言葉の【くた】の間に横たわる、意外に深い親縁関係に注目する ⚠️(その98)

▽ 親縁関係の証明に入るその前に....
.... アイヌ語“ Kuta ” の古義・原義の追究の作業に入るに当たって、大和言葉の【くた】という音の表す意味を厳密に捉えて直して置く事が必要だろう。親縁関係の存在を問題とするには、双方の言葉の意味を厳密に理解することがまず第一と言う事である。
 🟢 大和言葉で「くた」の音を含むもので思い付く言葉といえば、先ずこの言葉が思い浮かぶ。
 🌠 夜更つ(よぐたつ)と言う古い言葉がある。現代語で言えば「夜が更(ふ)ける」という意味なのだが、実は古語ではこの【更つ】と言う漢字を使った形では辞典にも出てこないのだ。

▼ 古語辞典で【くたつ】を見る ⁉️
.... 旺文社の全訳古語辞典によると、
 🔵 くたつ 【降つ】(自他四)(上代語)
 ①盛りを過ぎる。傾く。衰える。  
 《語例》「わが盛りいたく降ちぬ雲に飛ぶ薬食(は)むともまた復(を)ちめやも」〔萬葉五・八五一〕
 《現代語訳》私のさかりの時はすっかり過ぎてしまった。例え雲に乗って空を飛べる仙薬が有って、今、それを飲んでみても、もう再び若返る事が有るだろうか、(いや、若返ることはないだろう。)
 ②日が傾く。また、夜が更ける。明け方に近づく
 《例文》雨隠(あまごも)り 三笠の山を高みかも 月の出(い)で来ぬ 夜は降(くた)ちつつ (萬葉・六・九八五)
 《現代語訳》三笠の山が高いせいか、(いつまで経っても)月が出て来ないことよ。夜はどんどん更けて行くというのに。

◎ 【くた】は、【時が過ぎる】が原意 ❓️
.... 大和言葉では、【くた】の音は時が速く過ぎ去るを中核の語義とするようだ。上記の例文のどれも、時が過ぎるの意から四方八方に翼を拡げた様子が見て取れる。 
 🔺 時が経ち、日は西に傾き、太陽の光も衰える。【くた】の古義は恐らくはこの自然現象への古人の恐れと驚きが元になったのだろう。古語辞典では何故か【くたつ】に「降つ」という漢字の一語のみを充てるが、私が思うに言葉の意味の示す所に従えば、【降つ】よりも【更(くた)つ】の表記の方が相応しいと思うのだが、皆さんはどう感じられるだろうか。

☪️ 改めて【夜更つ】の意味を問う ‼️
.... 辞典には載らないけれども、「夜更つ」という私の復元語を改めて取り上げて、その原義を詳しく解説しよう。
 🌠 深更(しんこう)と言う言葉をご存知だろうか。夜も更けきった真夜中を過ぎて、今にも夜明けにならんとする、その直前の頃合いをそう言うのである。
 次回は、この漢字で言う「更」の字の意味をヒントに、【更(くた)つ】と言う大和言葉の本質の解明に挑もうではないか。
  (次回につづく・ Suy unukar an ro ❢ )

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by atteruy21 | 2025-12-04 15:24 | Trackback | Comments(0)