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アイヌ語雑感ー771  ペウタンゲ(危急を知らせる叫び)という語の原義に迫る‼️(282)  《通巻第2771号》

🤱 アイヌ女性の誰にも具(そな)わると信じられた、超自然の不思議な力に就いて考える❗️(132)
 アイヌ語 “ Kuta ” と大和言葉の【くた】の間に横たわる、意外に深い親縁関係に注目する⚠️(その102)

▽ ちょっと寄り道、道草喰い ❗️
.... アイヌ語 “ Kuta ” や大和言葉の【くた】の語義詮索の本道から外れ、チョット道草食いになるのだか、せっかく【復ち返る】という興味深い言葉に出会ったのだから、この際、関連語の復ち水という言葉も知って戴いて、皆さんに古文の物識り博士になって頂こうという嗜好なのだ。
 🔺 古語辞典 をちみっ゙ 【復ち水・変若水】(名詞)
 .... 「をち」は若返るの意。月の神が持つという。飲むと若返る霊水。欠けた月がまた満ちるのを若返ると考えたものか。
 古語辞典 をつ 【復つ】〔自タ上二〕
  元へ戻る。若返る。

▼ 萬葉歌に見る 〜 復ち水
.... 天橋(あまはし)も 長くもがも
  高山も 高くもがも
  月讀(つくよみ)の持てるをち水 い取り来て
  君に奉(まつ)りて をちしめむはも
 🌕️ 《現代語訳》天にかかる長い橋が有って欲しい。高い山もより高くあって欲しい。
   そうであったなら、月の神が持っている若返りの水を いま直ぐにも取って来て
   貴方に差し上げて 若返らせてやれるのに....。

◎ 【復ち返る】は、矢張り「若返る」の意か ⁉️
.... 【復ち水】と言う言葉から見る限り、【復(を)つ】【復ち返る】の語意は「若返る」だと考えざるを得ない。
 🔵 だが、年老いた男が自分よりズッと年若い娘の様な女性に恋して詠じた歌、あの「朝露の消(け)やすき我が身老いぬとも...」と歌い出したあの歌では、【復ち返り】は「生まれ変わって」を意味していると、どう考えても私にはそうとしか思えないのだ。

☪️ 過渡期には混用が有ったのでは ❓️
.... 大和の人々の考え方には、縄文の香りを遺した古い生命観が未だ息づいていで、復ち返ると言う言葉は「生まれ変わる」の意味をもっていたのではと私は考えるのだ。それが時を経て若返るの意味だけに収斂(しゅうれん=縮む)して行ったのだと。
 🔶 だから、奈良時代の中期頃には、生まれ変わると若返るの意味が併用ないし混同された時代も有ったのだろう。
 この問題は、折が有れば更に追究してみたい問題である。
  (次回につづく ・ Suy unukar an ro !)

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by atteruy21 | 2025-12-12 15:27 | Trackback | Comments(0)