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アイヌ語雑感ー790  《特別号ー13》 ブログ読者の方からのコメントに寄せてーその13  《通巻第2790号》

🔥 ポプニカという不思議な呪文の出自を問う‼️(その11)
.... 概念形と所属形なんて言っても、学者さんじゃああるまいし、何のことやらサッパリ分からないよ ‼️
 🔺 そんな声が聞こえて来るので、所属形をとる具体的な言葉や言い回しを皆さんに幾つも見て頂いて、所属形の意味を肌で感じて戴けるよう、説明の仕方を工夫しよう。

▽ 所属形の具体例 〜 先ず身体部位を表す言葉から ❗️
.... 我が父だとか、僕のお母ちゃんだとか、親族呼称に所属形が使われる例と、ソレが必要となる理由は、何と無くであっても分かっていただけただろう。
 🟢 そこで、その次は所属形が使われる事の多い身体の部位を表す言葉には一体どんな語彙が有って、所属形になる事によって、ソレがどんな風に表現をゆたかにする事ができるのが、それを体感して頂こう。
 又、一般名詞から所属形の名詞を創る為に、Ainuの古人がそれらの名詞にどんなに変化を与えたのか、ソレを皆さんに知って貰おうと言うのだ。

▼ 身体部位の名称 〜 その所属形の姿と意味の深化‼️
.... Sik / Siki(hi)   シㇰ /  シキ(ヒ)  目/〜の目
 Etu / Etu(hu)  エトゥ / エトゥフ  鼻・くちばし / 〜の鼻・嘴
 Kisar / kisara(ha)  キサラ゙ / キサラハ  耳 / 〜の耳
  Par / Paro(ho)   パㇻ / パロ(ホ)  口(くち) / 〜の口
  Car / Caro(ho)   チャㇻ / チャロ(ホ)  口(くち) / 〜の口
 ⭕️ 《特別解説》共に【口】の意を表す「パロ」と「チャロ」の語は、語源の異なる別の言葉 ‼️
  .... “ Ca−ro ” の【 Ca 】は、「言葉」の意。一方の【 −ro 】は“ Oro ”=「空間」の義。
  Ca−ro は従って「言葉が(出て来る)空間」即ち【口・口腔】を意味する事となる。
  もう一方の Paro の方は、通説は Paro「口」を【舌】の義から導かれた二次的な造語と見て、舌(アイヌ語でPar−un-pe )、つまり「口の中・に付いている・者」と解釈して、舌の説明から口の義を引き出すと言う高等技術を弄(ろう)するのである。

◎ Paro は、「口」の義でなく、【舌】を指す古語 ⚠️
.... Paro =舌(Tongue) の証明
 日本語の俗語で、「べろ」=舌と言うことばが有る。おもに東日本で使われることばのようで、私の育った千葉県の辺りでは、この「べろ」の語が子供たちにとっては標準語で、【舌】等という取り澄ました感じの言葉は、私は大きくなるまで知らなかった。
 🔵 恐らく「ペロ」ないし「ペラ」と聞こえる縄文語由来の古いことばが有って、それが【舌(した)】を意味して居たのだろう。
 その名残りと言うか、形跡が色んなオノマトペアに残っている。

☪️ 俗語【べろ】=舌(Par ) を示すオノマトペの例 ⁉️
 ①ペロペロ舐める(舌を使って)
 ②ぺらぺら喋る(舌を駆使して)立て続けに勢いよく話す
 ③べらべら喋る(淀みなく唾を飛ばしながら)
 ④ペロリと舌を出す
 🔷 何れも舌を使って何かをする事を意味する。
   次回は、身体部位の所属形をもう少し検証して、そのあと物と物の間に必要な所属形の噺に移ろう。
   (次回につづく ・ Suy unukar an ro ❢ )

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by atteruy21 | 2026-01-08 15:22 | Trackback | Comments(0)