人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アイヌ語雑感ー795  《特別号ー18》ブログ読者の方からのコメントに゙寄せてーその18  《通巻第2795号》

🔥 ポプニカと言う不思議な呪文の出自を問う‼️(その16)
.... 【ポㇷ゚ニ】と【プㇱニ】の狭間(はざま)⚠️(その2)
 🔻 AI君は、ポプニと言う呪文の言葉を、自分の都合のいいように【プㇱニ】という語に置き換えて、語義の説明をした。
 語源を考えるに当たって、言葉の音を変えてみるのは色々な語意の変化に目を配ると言う意味で、研究者に許される手法ではあるのだが、語の形を変えることの必要性を、研究者は予(あらかじ)め読む人に理解させて置く必要がある。

▽ 音を変える必要など無い ‼️ 大和言葉には、元々【ポㇷ゚】と言う言葉が有ったのだから ❗️
.... 朴の木のことを、奈良時代以前の古い時代には【ポプ・ぬ・き】と呼んだようだ。その言葉は萬葉集にも載る、歌の道を志す程の人ならば当然に知っていて可笑しくない歌なのだが、残念な事にAI君の辞典には載って居なかったのだ。
 🔵 AI君は、その Pop(o)と耳に響く音は、火に焚(く)べられた朴の木がポンポンと弾(はじ)ける音だと、そう感じ取っては居たのだが、それが「弾ける」という動詞の意味を表すと言う事には気が付かなかった。

▼ そこで〔はじける・跳ね出る〕という意味を持つアイヌ語を探し出した ⁉️
.... このブログを覗きに来て未だ間もない読者の方には、私の言っている事の意味が良く解らないだろう。萬葉の歌の意味を調べるというのに、ナゼ、何の関係も無さそうなアイヌ語の単語などを持ち出すのかという事が。
 ⭕️ アイヌ語は、古い時代に日本列島全体をほぼ覆ったと観られている、〚縄文語〛とでも名付けるべき言語が有って、その縄文語の末裔の一つだと多くの人が考えている。
 縄文語の子孫と見られる言語には、アイヌ語の他にも日本語(大和言葉)も含まれるのだが、その子孫たちの中でも、アイヌ語は、先祖である縄文語の面影を最も色濃く身辺に湛(たた)えている言葉だと言われている。
 萬葉集などを覗(のぞ)くと、今は意味が採りにくくなってしまった言葉の中に、アイヌ語の言葉と発音が似て、しかも、そのアイヌ語が表す意味が日本語とも似ていると言う例が少なからず見受けられるという事に気付くのである。

◎ アイヌ語の Pus (プㇱ)と言う語を見てみよう ‼️
.... 《萱野辞典》
 🟢 プㇱ 【 Pus 】 はじける。はね出る。
 《使用文例》
  🌾 キミ ア・パッタㇻカ アクス プㇱ ア プㇱ ア ルウェ ネ
    Kimi a = pattarka akusu , pus a pus a ruwe ne .
   トウモロコシを(炒って)爆ぜさせると、跳ね出るわ 跳ね出るわ
 《私の語註》
 【キミ】は黍(キビ=トウモロコシ)の古語
 ポップコーンを作る場面をイメージして戴ければ、【プㇱ】の語義は理解されるだろう。
 国語辞典  きび 【黍・稷】稲科の一年生植物。高さ約一メートル。
  秋に緑色の花穂(かすい)を総(ふさ)状に付け、淡黄色の実を結ぶ。実は食料。
  この「黄色い実」を指して「キミ=黄実」と言ったものらしい。

☪️ いよいよ Pop (ポㇷ゚)の領域に踏み込む ⁉️ それは何を意味するか ❓️
.... ポップコーンがポンポンと弾け、フライパンの外へ跳ね出す。そんな状態をアイヌ語では“ pus- ” と言う。かの有能なAI君も、
この言葉の意味と音を認識して居たのだが、Pop(o) と聞こえる大和言葉が有ることはご存知無かった。
 🟥 だが、我々は萬葉集を通じて【ほほ・の・き】=「朴の木」と言う言葉が上代(奈良時代以前)に存在した事を知っている。
 その【朴の木】も、焚き火に焚べられてポンポン、パキパキと大きな音を立てる木を意味すると言う事まで、分かっているのだから、何も“ Pus ” の語を持ち出す必要もなく、 不思議な“ Pop - ni ” と言う言葉に、正面から打ち掛かって、その堅城を攻め落とす道を選びたいと思うのだ。次回に、その城に踏み込む事としよう。
   ( 次回につづく ・ Suy unukar an ro ❢ )

名前
URL
削除用パスワード
by atteruy21 | 2026-01-13 11:27 | Trackback | Comments(0)