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アイヌ語雑感ー817  アイヌ語 “ Kuta ” と大和言葉の【くた】をめぐる面白い噺ーその8  《通巻第2817号》

☘️ 緑肥(りょくひ)の噺(続きー6)
.... 役に立ちそうもない雑草を、田畑に鋤き込んで肥料として使い、第二の人生(?!)を送らせてやる。田畑を荒らす邪魔者を、作物の豊かな稔りに役立つ善玉に生まれ変わらせてやろうと言うのだ。
 🔺 このような農法をアイヌの先人たちは Mun-kuta と呼んだ。現代に生きるアイヌの人たちは、この言葉に「Mun (ゴミを)」+
「Kuta(捨てる)」という意味だと考える。

▽ 似たような言い方は、他にも有るのだろうか ❓️ 〜 有った ❗️それは“ Sipe cari ” と言う地名に残る ⚠️
.... アイヌ民族の不滅の英雄、シベチャリの地で松前の圧政に抗して立ちあがった、シャクシャインの事績に就いては、私は繰り返し繰り返し述べ続けて来た。 
 🟢 今日は、その英雄シャクシャインの戦う姿の話ではなく、彼の出身地のシベチャリ(標茶・染退)と言う地名の語源と、その語源の元になった観念を、読者の皆さんに是非とも知って頂きたくて、この話をするのだ。

▼ シベチャリの語源解釈 ⁉️
.... AIによる Sipe−cari の語源の解説
 🔵 シベチャリ(標茶・染退)の語源は、北海道の静内川(新ひだか町)や標茶町周辺の旧称に由来するアイヌ語です。
 主に「シペ・イチャニ(鮭の産卵場)」または「シベツ・チャリ(大きな川・砂浜/平原)」ということばに由来するとされ、かつて鮭が豊富に採れた場所や、大きな川の様子を表しています。

◎ シベチャリの解釈は諸説あり ‼️
... 最も定説に近いとされるのが「鮭の産卵場」説だが、他にも幾つかの有力とされる語源説が有る。
 🔴 染退川(シベチャリ川)の語源説
 シペ・イチャニ    鮭の・産卵する・所    Si(i)pe − ican − i
 シベツ・チャリ    大きな川・散らばる・所  Sipet − cari - (i)
 シㇷ゚・チャリ・ペッ  鮭の・晒(さらし)
 シピ・チャリ     葭(あし)の・草原

☪️ 「鮭の産卵場」説は、本当に正しいか ❓️
.... 鮭の産卵場説は、「イチャニ」と「チャリ」の間の音韻の乖離が大き過ぎ、語源としてはかなり無理がある。
 地名の呼び名の音は、時を経て大きく変化するのが常であるが、やはり違いが大き過ぎるのは問題である。
 🔶 他に「大きな川、散らばる」説は、川が散らばるが具体的に何を指すか不明。 
  鮭の晒(さらし)説は、晒しの意味が分かり難いほか、チャリ・ペッと言う語との逐語的説明が無いのが弱点。
  葭の草原説は、シピに葭の義が認め難いほか、チャリに草原の訳をあてるのも根拠に乏しい。

🌠 Sipe は「鮭」のこと、だけど Cari は何の意味 ❓️
.... シベチャリと言う地名(川の名 ❓️)の語源を調べるに当たり、先ずその地の立地、ロケーションを確認して置く必要がある。
 ⭕️ それは、北海道の形の、あの魚のエイの海の上に尾を跳ね上げて飛び上がったような形の、その下になった左の翼の中程の、太平洋に面した海岸近く、静内川の河口部分に在る。(以下、次回に)
  Suy unukar an ro ❢

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by atteruy21 | 2026-02-16 13:16 | Trackback | Comments(0)