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アイヌ語雑感ー828  アイヌ語“ Kuta ” と大和言葉の【くた】をめぐる面白い噺ーその19 《通巻第2828号》

☘️ 緑肥(りょくひ)の噺(続きー17)
 😭 Nurap(pa) と言う言葉は、実際に有ったのか ❓️
 その出自が突き止めにくい、Nurap(pa)という言葉がある。その言葉をアイヌ語の範囲で関連する語や、親類の言葉を見付けにくいと言うのなら、イッソ(一層)のこと、思い切って兄弟の言葉である(❓️)日本語(大和言葉)に仲間となる言葉が無いものかどうか、それを探索してみようと思ったのである。

▽ 今回はアイヌのイタクカムイか゚夢枕には立たれなかったけど....
.... 今回は、イタクカムイは夢枕にはお立ちにならなかった。だが、もし私がイタクカムイに相談をしたら、“なら、大和言葉の方を探してみたらどうか”と、そんな忠告をして呉れそうな気がしたのだ。
 🔺 深い悲しみに沈んだとき、大和の人々はどんな風(ふう)に涙を流し、それをどんな言葉で表現したのだろう。

▼ 悲しみ泣くことを大和言葉では何と言う ⁉️
.... 深い悲しみに泣くとき、現代の我々は【涙にぬれる】とか【泣きぬれる】とか言う。
 🔵 では、大和言葉ではこんな場合、どう言ったのだろうか。
 《旺文社・全訳古語辞典》 ぬる【濡る】(自ラ下二段)
  水などがたっぷり付く。ぬれる。
 《文例》大鏡・道長・上 より
 .... 御顔(おんかほ)は赤み濡れ 艶めかせ給ひながら....
  (女院の)お顔は赤らみ (涙に)濡れ つやつやと光っていらっしゃるけれど....

◎ 大和言葉の【ぬる(涙を流す)】と同根の、Nur (ヌㇽ) と言うアイヌ語が有った ⁉️
.... もう此処まで来ると、どなたにも私の企みが察知出来るようになられた事だろう。
 🟢 そうなのだ ❢ Nurap(pa) と言う正体不明のアイヌ語も、元を質(ただ)せば古い縄文語の Nurap とかそれに近い発音の、涙を垂らす、涙に濡れるを意味する言葉が基になった言葉だと私は主張したいのだ。

☪️ Nurap は縄文語由来の言葉 ⁉️ それは「涙を流す」の意 ❢
.... 大和言葉の【ぬる(濡る)】も縄文語の末裔(=子孫)の言葉 ⚠️
 ⭕️ 誤解の無いように、念の為説明をして置きたい。
 Nurap と言うアイヌ語の言葉は、「涙に濡れる」と言う意味になったのだが、それは最初からその意味で発生した言葉では決してない。この言い回しが成立した当初の意味は、飽(あ)くまでも「涙が落ちる」「辺りに涙が散らばる」と言った意味であったらしいのである。
 その辺の詳しい根拠付けは、次回に行う事としよう。
   ( 次回につづく ・ Suy unukar an ro ❢ )

Commented by rabbitjump at 2026-03-06 12:28
ご主張になるほどと思いながら、
私も大和言葉とアイヌ語の重なりを見た思いです、
そのつながりが素晴らしいです。
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by atteruy21 | 2026-03-05 17:32 | Trackback | Comments(1)