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アイヌ語雑感ー829  アイヌ語“ Kuta ” と大和言葉の【くた】をめぐる面白い噺ーその20  《通巻第2829号》

☘️ 緑肥(りょくひ)の噺(続きー18)
 😭 Nurap(pa) と言う言葉は実際に有ったのか ❓️
 .... 日本語(大和言葉)の中に親戚の語彙を見付ける ⚠️

▽ 「涙を落とす」を意味する大和言葉は ❓️
.... 「シンヌラッパ(先祖供養)」と言うアイヌ民族の古い行事を表す言葉の生い立ちを、今、私たちは探ろうとして居る。この言葉は、その出自が未だに不明で、誰もが納得する形での語源が未だ提起されていないのだ。
 🔺 同じような意味を持つとされる“ Icarpa (イチャㇻパ)”が、どうやら先祖の霊や大地の精霊たちに、木の実などをバラ撒いて、共に作物の豊作などを喜び合う行事に発展して行ったのと同じように、シンヌラッパも酒やタバコ、或いは畑の作物や果物のかけらなどを、ご先祖に飲んだり食べたりして貰って、それで先祖の供養をするものに変わって来たものらしいと分かった。
 ... だが、シンヌラッパの方は、もともとの意味が先祖の人たちを偲んで、その死を悲しんで大地に涙を流すと言う、言わば鎮魂の儀式であった事は、イチャラパの作物の豊かな稔りを先祖や大地の精霊たちと共に歓ぶ祝の行事とは一線を画す、厳かな行事である事は忘れてはならない。
 
▼ Nurap(pa) は「泣き濡れる」 ‼️ 〜 大和言葉では【濡(ぬ)らふ】と言った ⁉️
.... 私は、“ Nurap ” というアイヌ語の古語が有ったと考えている。その意味は、敢えて現代語で言えば、「涙を流す」或いは「涙が止まらない」となろうか。
 🔵 語源を分析的に説明すれば、Nur 「涙を」+ Rap (rap) 「流し続ける」となるわけである。

◎ この“ Nurap ” と言うアイヌ語を大和言葉に置き替えると....❓️
.... それは何と 【 濡(ぬ)らふ】❢
 🟢 【濡らふ】なんて言葉は、聞いたことも無い ⁉️
 .... 確かに、その言葉は今はもう無くなってしまった言葉だから。現代語の辞典は勿論、古語辞典にさえ載っていない。
 しかし、それが過去に存在したと言う事は、紛れも無い事実なのだ。
 次回以降、その証明をしていこうと思うのだが、既にそれが出来るだけの紙幅が無いので、今日はそれを証明するのに利用する、
萬葉集の歌を紹介するだけに止めて、次回にその証明作業を行おう。

☪️ 萬葉集 巻一・一八
 三輪山を しかも隠すか 雲だにも 
 情(こころ)あらなも 隠さふべしや
 ⭕️ 私の補足解説
 情あらなも  情が有って呉れよ  「なも」は願望を表す終助詞。
 隠さふ  【隠さふ】(上代語) 隠し続ける。繰り返し隠す。
   (次回につづく ・ Suy unukar an ro ❢ )

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by atteruy21 | 2026-03-08 15:48 | Trackback | Comments(0)