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アイヌ語雑感ー832  アイヌ語 “ Kuta ” と大和言葉の【くた】をめぐる面白い噺ーその23  《通巻第2832号》

☘️ 緑肥(りょくひ)の噺(続きー21)
 😭 Nurap(pa) という言葉は、実際に有ったのか ❓️
.... 日本語の中に親戚の言葉を見付ける ⚠️(続きー3)

▽ 【濡(ぬ)らふ】なんて言い方は、文法上あり得るの ⁉️
.... 【涙を流し続ける】と言う文を、仮に古い大和言葉で言うとすると、どんな言い方になるのだろう。
 🔺 それは「濡らふ」なんて聞いたことも無いような変な言葉じゃなくて、文法的には【濡れふ】と言う言葉になる筈じゃない ❓️
 貴方はそう思われたかも知れない。
 それは正しい見方で、その言葉を手紙に認(したた)めれば、確かに【濡れふ】と言う字を書くことにはなるのだが、....。

▼ 「濡れふ」と書いて実際には【濡(ぬ)らふ】と読む ‼️
.... 濡れふと字に書いても、それを声に出して読むと、何と ❢ それは【ぬりょう】とか【ぬらふ】と聞こえるような発音で語られるのだ。
 🟢 証拠となる言葉の幾つかを挙げてみよう ⚠️
 《古語辞典》けふ(きょう)【今日】この日。本日。きょう。
 [使用文例]
 .... 三島野に 霞(かすみ)たなびき しかすがに
  昨日(きのふ)も今日(けふ=きょう)も 雪は降りつつ (萬葉・十八・四一〇三)
 《現代語訳》三島野(みしまの)に霞がたなびいている。それなのに、やはり昨日も今日も雪が降り続くとは
 私の補註  しかすがに 〜 然(しか)・為(す)・がに (上代語) → そのようで・ある・のに
  ご覧のように、「けふ」と書いても実際は【きょう】と読む(発音する)のだ。

◎ 昆虫の「蝶」は、平仮名で何と書く ⁉️
.... たった一例だけでは、未だ信用できないなと言う人も有るだろう。あと幾つかの例を挙げよう。
 🦋 蝶々のことを古語では【てふてふ】と言うことは多くのひとが知っている。蝶=「てふ」なのだ。
 それにしても、「ちょう」と【てふ】とでは、余りにも耳にする音がかけ離れていて、ナゼそんな風に大きく言葉が変化したのだろうと、私は不思議でならなかった。
 ⭕️ そこで蘊蓄(うんちく)を一つ。
 蝶々の大和言葉は、もともと「カハヒラコ」と言ったらしいのだが、長ったらしいので、先進国の中国から言葉を輸入して、【蝶】
と言う言葉を取り入れた(外来語)のだ。
 その当時の中国人の発音が、蝶= Diep とか Tiep (ティエプ) とかの微妙な発音で、大和の人たちはそれを正確に聴き取れず、
「てふ」と聴き取った訳である。

☪️ 古語辞典 りゃう (りょう)【霊】(名詞) 「らう」とも
.... 祟りをする死霊(しりょう)、または生き霊(いきりょう)。
 🔷 この語例が、「りゃう」から「らう」への音韻の変化を跡付ける証拠を提供する事になるのだが、もう紙幅(しふく)も尽きたので、その証明は次回に回すしか方法が無い。
 アイヌ語と同様の音韻変化の道筋が、大和言葉でにもある事が分かるのだが、ソレは次回の楽しみに取っておこう。
  ( 次回につづく ・ Suy unukar an ro ❣ )

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by atteruy21 | 2026-03-14 16:55 | Trackback | Comments(0)